「RIDEBACK 11話」

RIDEBACK」感想
光岡父の裏工作もあっさり露見し珠代も琳もすっかり指名手配状態。
だからってなんであっさりキーファと合流できてるのかは謎だが。
琳は踊りたいという欲求を自分勝手なものと判じ、だからこそその結果が裏目となると欲求を捨て去る方向に思考が傾く。だが、回想における母の言葉によって欲求を肯定することに気付き、またすずりはじめ自分が踊る事が他者に望まれていたことを知り再びライドバックに乗る事を決意する。
のは良いんだけど、冷静に考えるとライドバックに乗って逃げてそれでどうなるのかという話。ライドバックに乗りに戻ったからこそ逃げられたというのは結果論に過ぎない訳で、それからどうするのかちゃんとした考えがあるとは思えない。
これからキーファ達に合流するにしてもそれはもう完全にテロに参加するのとイコールになっちゃうわけで、その領域まで琳の決意がいっちゃってるというのも納得行かない話だし。
それに、上昇していくエレベータの中で回想し扉を開くと同時に決意を固める描写は良かったのに、そこからまたエレベータに乗りなおして戻るなんて間抜けな話だし、ドタキャン食らったヘリの搭乗員も良い迷惑だ。すぐ離陸していたら助かってた可能性も有るのに。
GGPの内部の不和の原因は軍産複合の癒着にあるようだけど、別にテロ側はその浄化が目当てなわけでも無いので、事態の解決には繋がらないんだよなぁ。内部の自浄が成功したとして、テロ側と仲良く握手って展開になる筈も無し。次回最終回だけど、俺達の戦いはこれからだ系の終わりになるとしか思えない。