ストライクウィッチーズ 12話

最終回で全員再集結して最終決戦なのは良いけど、全体的に駆け足気味だったせいかいまひとつ感慨が湧きにくかったところ。
てかマロニーがあっさり更迭されてるのにはもうどうしたものかと。
肝心のネウロイの方も赤城を乗っ取ったコアを壊したら何故か巣も消えてめでたしめでたしとか投げやりな感じだったし。ネウロイとの共存を匂わせていたのは結局なんだったんだ。二期の存在も匂わせていたとは言え、ウィッチの姿をとったネウロイが特別なだけだったという印象しか出てこないような。人型をしているものは撃てない、ということに対して芳佳の葛藤が充分描写されないまま撃っちゃったのもなんだかなぁ、って感じだし。
それに、いくらヨーロッパ戦線のために集結されたウィッチーズ隊だからって、そこの巣が消えたら速攻解散ってのも輪をかけて意味不明だったしなぁ。もう1話あれば随分と違ってたのかもしれないが。いやシリアス話に無理に話数使う必要はないとは思うけども。
戦闘は最終回らしくよく動いていたしアングルも例によって無駄に拘ってはいたけど、やはり全員の活躍を充分に見せるには尺が足りなかったかなぁ。
最後に芳佳がストライカーユニットをぶつけるのは、それが父親の形見ということもあり*1最終回らしくて良かったんだけど、後の二期フラグのせいでロボットアニメで言うところの後継機乗り換えイベントの前振りとしか思えないわ、更に父親の生存まで明らかになるわで色々と台無しにしすぎだw
と言うわけで、総評としてはやはりこの作品の真骨頂は3話〜9話に有り、シリアス話はいらないなぁ、というのが正直なところ。
二期を本当に作るのであれば、キャラ重視の姿勢を一貫してもらいたい。

*1:赤城突入後早々に武器を失くしたのにかまわず前進を続けたことから、ユニットをぶつけるのは最初から想定していた=父親の形見を失うことに対する覚悟を決めていたということでもある。