マクロスF(フロンティア) 24話

シェリルの姓がノームなのはたまたまで、ランカの方がマオの血縁かと思ったらストレートにシェリルがマオの孫だったのは意外だった。どこをどう間違ってスラムで落ちぶれていたんだろうか。イヤリングがマオ縁のものということはグレイスもその事実を把握していたんだろうか。あるいはイヤリングを追っていたらたまたまシェリルに行き着いて、利用できると考えたんだろうか?
ランカの体質も後天的かつ人為的なものかと思ったら、母親が現在のシェリルと同様の状況のときに出産したから、というのは意外だった。ギャラクシーが襲われたのがランカの歌のせいと言うのも、早くから予想できるだけの要素は揃っていただけに逆に意外という感じ。
グレイスの目的は全人類の精神を繋げてその頂点に立つというもの、ということでようやく具体的な形が見えてきたところ。ただ、ヴァジュラの女王に対するこだわりようからしてもランカの母親に対する私情的なものも多分にありそうな感じ。
ブレラは妹に対する愛情をグレイスに良い様に利用されてるんじゃないか、って感じだなぁ。素で今の状態がランカが望んだ物だと思っているんだろうか。
いよいよ本格的なヴァジュラとの全面戦争に突入な訳だけど、人類がヴァジュラの母星に対する侵略者ということで、初代マクロスと立場を入れ替えてのランカを擁したヴァジュラによるミンメイアタックとは度肝を抜かれた。愛おぼをここで持って来るかー、という感じ。折角久々のシェリルの射手座も霞んでしまったなぁ。
そして全面対決という局面にも関わらず新機体に文句垂れていたので危うい雰囲気を漂わせていたアルトがまさかの撃墜。VF-25に乗りなおしての再出撃が待ってるとは思うが、あの爆発で助かりようがあったのか? シェリルが託したイヤリングを触媒としてのフォールドも全く有りえないとも言えないところではあるが。それにしても、ミシェルに続きまたしてもクランを守ろうとした男がピンチに、ってどんだけクランは不幸を呼び寄せる体質なんだ。
この絶望的な最終局面でマクロスクォーターがただ加勢に来ても戦局自体は覆らないだろうので、次回はやはりマクロスクォーターによるマクロスアタックでランカ救出って流れかな。