夏目友人帳 8話

話のパターン的には前々回と同様のかつて人間と触れ合った妖怪の話だけど、蛍ということもあり儚さ倍増な感じ。
友人帳が全く絡まない話は始めてだけど、呼び名を欲しようとする夏目の姿を見ると、名前の意味という点で全く関係無いとも言えないのかな。
夏目は蛍の心の中の響きから「キヨ」という名前を付けようとするけども、実はそれは蛍の想い人に投げかけ続けた「好きよ」という言葉であり、蛍自身も必要とする呼び名はかつての想い人の使った「蛍」という呼び方だったというのは、蛍の想いの深さと同時に夏目の立ち入ることの出来ない絆も感じさせる。
そう考えると妖怪を見る力が無くなっても夏目に最後まで付きまとうと言ったニャンコ先生の言葉は、夏目にとって色々な意味で救いだったんだろうなぁと思わされる。