狂乱家族日記 20話

結局のところ千花の内面だけで物語が完結しただけのような。夢魔はともかく姉とかがどうなったか、というのもあるし、千花が過去についての精神的問題を解決したというだけで、その問題の解決の結果千花がどう変わったかというと一切変わってないので今回の話は結局何の意味が有ったのやら、という感じ。
演出的にも、「逃亡犯の人は怖くて逃げ出したのかもしれない」と千花がモノローグで振り返ってるところで、本当に逃亡犯が怖くて逃げ出しただけという描写をするのは明らかにマイナス。千花が本当はどうだったにせよ、という形で精神的にケリを付けてるのに具体的に描いちゃってどうすんの。
それにしても所詮幻だからって、あんな鬼気迫る勢いで殴り殺して周りで見てる同級生はドン引きしなかったんだろうか。