コードギアス 反逆のルルーシュR2 16話

カレンの連続コンボには吹いた。なんとなくFate/UCにおける凛を彷彿とさせる。
それにしてもスザクのヘタレ化が著しくなってきたなぁ。誰に対しても明確な主義主張をぶつけられていない。このまま核撃つ気満々のニーナに押されてランスロットで核発射ってことにもなりかねない。
OPで出てた新型紅蓮がランスロットと同じタイプのフライトユニットを付けてた訳は、カレンの裏切りフラグというわけでもなくランスロットがGP02的に改造される傍ら、スザクが乗ることも想定されてロイド&セシルの趣味で改造というずっこけなオチ。これは絶対カレンの脱走&奪取フラグだな。ブラコンつながりで親交を深めたナナリーが逃がす、というのは充分有りうる話だし。ラウンズテンは見るからに噛ませ臭いし、カレン脱出の際についでに撃墜とかされるんじゃなかろうか。
テンはともかくラウンズワンが日本に来たのは皇帝の思惑臭い感じがするなぁ。皇帝が自分が不在だと思わせておいて、超合衆国が日本侵攻を発表してルルーシュが後を引けなくなったタイミングで姿を現したのと合わせて考えるとルルーシュがナナリーを狙うことを見越した抑えのような。
ナナリーの対処について進退窮まったルルは、C.C.の言を受けてスザクに助力を求めたわけだけど、既にナナリーを駆け引きの道具として使ってるスザクに何を期待してるんだ、って気もしないでもない。案の定と言うべきがスザクの応答はただゼロ憎しでナナリーの安否そっちのけだしなぁ。直接顔を合わせるとなったら、逆に一気に問題がクリアされる可能性もないではないが。スザクがその気になれば、ジノとかは個人レベルでスザクに肩入れしてる感じもあるし、ラウンズワン、テンを相手に回しても何とかなりそうな気もするし。
それにしても中華と協力関係になった後はヨーロッパかと思ったら、もう世界が二極化しちゃったのね。こまごまとした戦闘や外交をしている描写は有ったけど、あまりにもあっさりしすぎて若干拍子抜け。まぁ、実際話的には後は皇帝を倒しさえすれば、という終着点が見えかかってきたところなんで、舞台周りもそれに合わせて簡略化する必要があるのかもしれないが。でも、結局日本が物語の最重要ポイントとして落ち着いてしまうのには、世界規模の話の広がりを感じにくく小さくまとまってしまう印象を受けてしまうのは仕方ないところ。
ところで、黒の騎士団を独立軍とするのは皇帝を倒した後自分が消えても問題ないようにとする配慮のようにも感じられるね。ミレイのニュースが黒の騎士団の方があたかも超合衆国の舵取りをしているかのように言ってたのは疑問なところだが。
扇が生きてたことはともかく、重要ポジションにいるのも意外と言えば意外な話。騎士団のまとめ役から超合衆国の役職にしてしまうのは危ういような。玉城は役人なる夢がかなって良かったね、という感じ。どう見ても掃除係だが。
扇は佐世子の変装かと思ったら、佐世子別の場面にちゃんといたんだよなぁ。考えられるのはヴィレッタが人質になってるって線だが、そうなるとコーネリアもそうだけど内部の地雷になりかねない。コーネリアと違ってルルがどこまで把握してるか解らないからかえって危ういぐらい。
コーネリアはギアス自体を憎んでいる感じだから、ルルに協力しないまでも皇帝の味方にもならないかな。ジェレミアとギルフォードの通信内容が気になる。ていうかオレンジ君呼ばわりはないだろ、ギルフォード。
どちらの方向にも倒れそうな不安定な要素が多すぎて、大筋がどうなるかさっぱりで次回も待ち遠しい。千葉さんとか死亡フラグ立ててるし、ほかにも色々不穏な空気も出てきてるしで見るのが怖くもあるけど。