図書館戦争 11話

なんでこうも敵対する側がことごとく安っぽくなるのか。良化隊に志が無いと言われても、図書隊の連中だってこれまで本を守るということに確固たる志を見せてくれたことが有る訳でも無し。
志は無いけどプライドを傷つけられたからムキになって、そのくせ規定の時間が過ぎた途端一斉に引き下がるとかチグハグも良いとこだ。ルールを無視する人間が出るかもしれないということを匂わせていたのに、結局一人の暴走ってのも拍子抜けだし。ほんと良化隊と図書隊の対立に思想的なものは一切入らないんだよなぁ。良化法の設定って結局必要が有ったように思えないんだが。一応、良化法を制定した諸悪の根源こそ問題ということを匂わせていたとは言え、郁がどうこうできる話とも現状思えないし。
責任追及を恐れて焚書ってのも訳の解らん話。放火の方が遥かに罪が重かろうに。非武装主義の張本人が銃を安易にぶっ放すってのは最早ギャグの域だよなぁ。ほんと、相手を落とさないと主人公達を持ち上げられないのか。
ついでに言うなら、はじめてまともに人に向けて銃をぶっ放したことに戸惑う郁に、死ぬ確率が低いから大丈夫って言うのはピントがずれすぎだろう。