マクロスF(フロンティア) 11話

映画の成功でレオンの妨害をかわして一気にスターダムに登ったランカ。でもレオンは何らかのリアクションを取るかと思ったら、平然としたもので12時前のシンデレラと意味深な喩えを持ち出してきた。一過性の人気だと思っているのか、それとも何らかの策が有るのか、はたまたそれどころじゃなくなるような事態が訪れるのか。今回もシェリルのマネージャーと裏取引してたみたいだし。更に謎のバルキリーの設計図の提供を受けたと思われるぽい感じだし、ルカの親族の企業も絡んできて一層事態が複雑化を見せてきた。ミシェルは姉がらみで軍と因縁が有りそうな感じだったけど、ルカまで周囲の思惑に飲み込まれかねなくなってきた。
一方でアルトは誕生日。誕生日に焦点が当てられるのってほんとヒロインポジションだよなぁ、姫。しかし、運命の選択に迫られる事態になるのは主人公らしいところ。選択の一つは親と和解して芝居に戻る道、一つはシェリルに付いていって本物の空を飛ぶ道、そして最後の一つはランカから誕生日プレゼントを受け取る道。・・・こうして並べると最後だけなんか見劣りしないでもない。ランカにしてみれば重要なことではあった訳だけど。EDまで専用の物にされたし。
そしてアルトの選んだ道は空を飛ぶこと。アルトは逃げていると責め立てた兄弟子は父親が倒れたなんて嘘を付いてまで芝居の道に引き戻したかったようだけど、実際は自分も血の繋がりという越えられない壁を前に逃げていただけだったということか。そして何よりヒロイン達は二人ともアルトが空を飛ぶことを求めているというのが大きい。アルトの空を飛ぶことに対する思いに励まされたランカだからこそ、あくまで空を飛ぶことを選んだアルトの選択を認めざるを得ない訳で飛行機型クッキーを通して旅立ったであろうアルトを見送る自分を受け入れる。ここで改めてマクロスゼロの結末のシーンが重なってくるわけで、マオとランカの因縁をより強く感じさせる形になっている。
このままランカはマオポジションで終わるのかそれとも・・・。とりあえずシェリルの体調不良がかなりやばい伏線な気がして怖い。サーモで見た感じからしてブレラみたいなロボ人間てことは無さそうではあるが。胸には夢とか色々詰まってる訳だし、ロボ子と言われたら萎えるってものじゃないがw