「紅」-KURENAI- 11話

なんかB級カンフーアクションになったかのような。その裏で九鳳院のドロドロした部分も描かれるもんだから、物語からのアクションシーンの乖離感がすごい。
とりあえずなんでどいつもこいつも素手なのかと。銃は問題あるにせよ、殺すつもりできてる連中が全員素手なのは意味が解らない。しかも見た目の派手さを出すためか、やたらそれぞれが向い合う相手を入れ替わり立ち替わりに変えたり、片方に抱えられたほうが蹴りを入れたりする様は正にB級カンフーアクション的。
その上、今回の話は要約すると「女中さんが止めるのを無視して進んだから、その女中さんは死んでしまいました。目的はもちろん達成できず逃げ帰りました。」という救いも何も無い内容だし。
今回は結局何がやりたかったのやら。弥生さんは相変わらずやられるだけだわ、紅香も特別強い訳でもなかったわ、真九郎は角をただ出しただけで腰砕けだわ。
最後真九郎は一人戻ったわけだけど、正直無駄死にするだけとしか思えないし、ご都合的に助かってもそれはそれで萎える。今回無意識的にせよ角を出したわけだし、そのことで葛藤なりして角の力を使うことを決意するような描写でも有れば希望を持てもするんだが。