コードギアス 反逆のルルーシュR2 7話

ナナリーの現状の立ち位置が良く解らないなぁ。権力的には飾りではなく総督としてのものを持たされているようではあるが、皇女であるというただ一点だけで総督として動ける物なのか。
特区日本宣言もまた唐突。スザクさえ知らなかったとは。ユフィですら事前にシュナイゼルに相談していたのに。ナナリーには政治的なブレーンはいなさそう、っていうか頼れる人間はスザクしかいなさげなのに。
ナナリーの姿を落ち込むルルに見せつけようとするロロは、ナナリーはすでに遠い存在だと決別させようとしているようにも見える。そんなロロが今回、ルルだけでなく生徒会メンバーからもちゃんと必要とされていると認識したのは意外と大きなことなんではないかと思ったり。
ルルは生徒会メンバーの姿を見て、ナナリーだけが大事なのではなく、それを取り巻く空間が大事なのだと気付いた訳で、ようやくナナリーに対するルルのスタンスに変化が。基本的にルルはこれまで個人レベルでしか人間を見てなくて、組織活動においても個人を駒に例えるような使い方しかしてなかったので、そういう意味でも大きな進歩と言える。今更と言えばそうだけど、だからこそのルルーシュな訳で。
ユフィの時の特区日本宣言は、多くの日本人が参加を希望したからこそ、黒の騎士団も参加するか日本人を敵に回すかの二択を迫られた訳だけど、今回は日本人にすらそっぽを向かれているという違いがある。ルルだけは裏が無いと解っているとは言え、黒の騎士団内部からの不満も避けられないし敢えて参加するからには、その違いを考慮に入れたことだとは思うが。
それにしても皇帝の力こそ正義理論は極まりすぎてて、スザクが内部から変えるなんて到底不可能っぽい感じだよなぁ。ていうかスザクはその犬になって、ヨーロッパでまさに力こそ正義なことやったりしてるわけだけど。
ところでギルフォード、セシル相手にフラグ立った? セシル的にはスザクに対する見舞いのついでだろうけど。サンドを勝手に食べたロイドに変な表情するから「そんなにサンド食べたかったのかよ!?」と思ったら、実はロイドに対する憐れみの表情だったのには笑った。セシル、おにぎりだけがまずい訳じゃなかったのね。