マクロスF(フロンティア) 7話

予想を遥かに超える勢いと密度の回だった。歌の入れ方が一々上手すぎるし、今回もEDへの入り方が良かった。
特に序盤のもってっけ〜♪のサビに合わせてオズマのアーマードバルキリーがキラフリーダムばりのロックオンからミサイル一斉発射、更に続けて間奏に入ると同時にケーニッヒモンスターの火力放出の流れは最高すぎる。そんな流れの中で一々驚くアルトの初々しさと、一々注意を入れるオズマの面倒見の良さがきちんと出てるのも良かった。ところでオズマ、編隊名がプラネットダンスってファイアーボンバーのファンか?
そしてフォールド断層を越えてヴァジュラ母艦登場。今まで出てきたヴァジュラを子機とするなら親機・中継機の存在は予想出来たことではあるが、母艦というよりは馬鹿でかいヴァジュラという感じなのは意外だった。前回アバンでフォールドについて説明してたのは、フォールド断層を超えて来たヴァジュラは技術系統が違うか、遥か上位の技術によるものということを説明するためか。
ルカは子機が落とされて自ら接近なんてことするからてっきり死亡フラグかと思ったら、捕らわれただけか。この捕らえるというのは今までのヴァジュラからは予想できない行動パターンではある。母艦内の謎の機体&謎の少年の正体も解らないしなぁ。ていうかOPで見る限り少年じゃなくて女の子だと思ってたわ。とりあえず謎の機体は操縦系統が違いすぎる上に単体フォールド可能とかなので、あるいはヴァジュラと同系統の技術によるものか? 可変機という性質がバルキリーと同じだし、外見的な意匠もVF-17と19を合わせたような感じに見受けられるので、全く技術的に無関係とも考えにくいところではあるが。
インフィニティに合わせてアルトが突っ込むところも熱かった。出だしでこそアーマードに振り回されてたわけだけど、アーマーパージして一気に突貫! 無謀すぎると言えばそうなんだけど、しっかりアルトに見せ場を用意しているのはやはり良い。まぁ、早速VF-25が一機おしゃかになっちゃったけど。
一方でシェリルのコンサート。別れを意識して泣き出し、ある人の→人達の、と言い直しアルトのために歌うシェリルの乙女心が反則級に可愛すぎる。ランカの叫びがシェリルのイヤリングに反応→シェリルとランカの歌がアルトが持つイヤリング(と謎の少年)に反応という演出は、ただの演出なのかそれ以上の意味があるのか。ランカの存在の特別性は以前から匂わされてきていたけど、シェリル、あるいはそのイヤリングにも同種の特別性があるということなのか。
そしてマクロスクォーターの変形&特攻! なぜクォーターなのか? それは25周年だからバルキリー並の機動性を持つ小回りの効くマクロスだからなのだ! どうせならダイダロスアタックみたいにパンチぶちこんで、アルト達を引っつかんで抜き出すとかぐらいしても良かったと思うがさすがに無茶か。マクロスキャノンのときにモニターに漢字がばばんと出るのは完全にアクエリオンの系譜の演出だな。それにしてもオカマがノリノリで笑った。三人娘もそれぞれ役割分担されてるし、セクハラ艦長ともども個性的なキャラばかりだな。
次回はランカがアルト達の学園に転入と同時に三度シェリルの襲来か。戦闘こそ無さそうではあるが、人間関係も大いに盛り上がりそうなので期待。
そういやアルト、脱出するときちゃんとイヤリング持って行ったんだろうか?