「紅」-KURENAI- 4話

真九郎の過去やらが明らかになってきたけど、相変わらず紫メインな感じ。でもどうにも今回は見せ方が悪かった気がする。紫が物事の本質を無抜いてるのを表現したいんだとは思うんだけど、真九郎がそれを実感する描写などが有るでもなし、紫が見抜いたとおりヤクザが襲ってきたのか、紫が乱入してきたせいで駆け引きがうやむやになったため結果として真九郎が襲われたのか解りづらい。結果として視聴者的には紫は邪魔なだけの子になっている。それに真九郎の方もほんとうに紫が危なくなるギリギリまで抵抗しないというのが有りえない。
あと弥生も紫が付いてきてることに気付いてなかったという点では同罪なのに、本人も回りも誰も咎める人間がいないせいで、ただ自分のことを棚に上げて真九郎にきつく当る嫌なやつになってしまっている。
過去の話も真九郎の人格形成に繋がる面が薄かったし、今回は終始キャラの魅力を引き出せない上滑りした脚本だったと思う。こんな調子だと、紫の描写に力入れられていることも「幼女の描写」に力を入れられてるだけで「紫というキャラ」の描写に力を入れられてる訳じゃないんじゃ、って気になる。