秘密〜The Revelation〜 3話

まぁ、許されざる愛という意味では予想は当っていたか。脳内の感情だけは隠しきれない、というのは作品のテーマとの重なりから考えても良い纏め方だったと思う。
でも、相変わらず主人公が仕事にきちんと向き合ってる感じがしないのはやはりいただけない。今回の話で主人公は姉への劣情を振り払いはしたけど、それは仕事とは関係無いわけで、今後の仕事に対する姿勢などに変化が出るのか、というと疑問。仕事に向き合わないのが問題というより、向き合おうとさえしてないように見えるのが問題なんだよな。
脳内での対象の美化とか、視線のやりどころなどの細やかな描写はさすが女性原作者という感じでなかなか興味深かった。
でも結局写真という情報が出てからやっとそこに着目されるというのは、さすがに不自然すぎやしないだろうか。しかも相手の男の正体が解るのは別にMRI関係させる必要無いだろう。どんだけ米国の諜報機関は無能なんだよ。第九が真相を掴んだ後になって口封じが行われた辺り、消えたSSも含めてかなり深い位置に犯人の一味がいるようだからそのせいかもしれないけど。
ことの真相が結局明らかにならなかったことも加えてどうにも消化不良な感じ。正直室長の過去とかどうでもいいから、大統領暗殺事件の方をきっちり片を付けてほしいものだ。