ゼロの使い魔〜双月の騎士〜 12話

ルイズのためだけに七万の大軍に一人で突っ込むサイトの行動は、それまで死にたくないし殺したくもないと繰り返してきたからこそ重みがあり、正に最終回に相応しい見せ場だった。
ただ、だからといってこれでもかと背後に二つの月を映して二期のサブタイはこういう意味ですよと言ってる風なのは興ざめだったけど。
戦闘シーンも相応に力が入ってたけど、サイトに矢が集中するシーンや止めを刺そうとするシーンなどはやりすぎてかえっておかしい感じだった。
あと、サイトが突っ込んだ結果、所詮一人では何の影響も無かったのか、それとも多少なりと足止めの役に立ったのかというのがさっぱり出なかったのも物足りなさを感じた。
とはいえ、全般的にルイズ@釘宮理恵の演技が冴え渡っていた甲斐もあり充分引き込まれはしたけど。ほんとこのアニメは釘宮様々じゃないだろうか。
最後は前回ギーシュの話で匂わせていたように、妖精がサイトを助ける展開に。この妖精、中の人が能登麻美子だは、ガンダールヴを知っているはで相当な重要キャラぽいので、三期もあると考えて良いんだろうか。
二期通してみると、やはりアニエス関連の話はさっぱりいらなかったなぁ、という感じ。一期はシエスタやタバサなど脇キャラの掘り下げをしつつ上手く本筋に話が合流する感じに作られてたのに、二期は何もかもがチグハグな上に新キャラの出番を増やしはしても活かしきれず、そのくせ旧キャラは影が薄くなったり株が下がったり殺されたりという感じでスタッフの力量差がはっきり現れたか。
三期を匂わせる風な終わりではあったけど、一期スタッフがやってくれるなら三期も期待という人と、二期スタッフがやるなら三期もいらないという人で別れそうだ。まぁ、釘宮理恵が出るなら無条件で見るよって人も多そうでは有るけど。
そういや最終回特別仕様なのかOPとEDにSE加わってたけど、はっきり言って邪魔だったなぁ。どういう意図で入れたんだろう。