週末のアニメ特撮
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」
やはり今回も暮らしの中にこそ修行ありな展開。ただジャンに我慢を覚えさせるだけでなく、他の二人もよりチャージが速く行えるようにちゃんと修行してるのが良かった。でも、我慢すればその分見返りが大きいってことだけじゃなく、誰かのために我慢をするというのをきちんと教えてやる必要が有ったとは思う。
修行メインの作りなので、だんだん巨大化戦闘がおざなりになって来たかな。まぁ、ロボット演出を所詮販促と割り切ったつくりなのは割と昔からそうだけど。*1
「仮面ライダー電王」
キンタロスが泣くというキーワードに反応するのは面白いことは面白いんだけど、ギャグに特化した回でやって欲しかった。親子テーマの割と重めの話でやられても面白さより痛々しさの方が上回る。特に本人に悪意がないのが解りきってるだけに痛々しい。キンタロスは豪放磊落ではあっても、周囲の状況に鈍感なキャラとして描くべきではないと思うんだけど。
戦闘で無理やり出てくるのも、以前良太郎が無理やりモモタロスとウラタロスを交代させてたことからすると決定権がどこにあるのか解らないし。キンタロスの豪快さを見せるためだけに色々おろそかになってるのでは。
「天元突破グレンラガン」
一話に勢いがあると二話で急に失速したように感じる作品が多い中で、相変わらずの勢いをキープしてました。状況説明などを合わせて、一話より緩急をきつめにした感じだけど例えば主人公のうじうじのすぐ後で主人公の怒りを呼び起こす要素を持ってきたりとノリを極力殺さないようにしてある感じ。
ただ、勢いだけでごまかしきれないご都合主義的なところが目立ってきたのも確かなところ。*2細かいことを気にせず見るべきアニメだというのは解ってはいるけどね。ヨーコを見せるアングルとか無駄に意識したものが多いし。設定14歳とはとても思えないけしからなさだ。
「ハヤテのごとく!」
こちらはこちらでマイペースを貫いた二話。原作を忠実になぞってるだけだと退屈するかとも危惧してたけど、マイペース進行はマイペース進行で声が付いてるだけでも楽しめました。釘宮理恵は偉大だ。
まぁ、早いところヒナギク達が出て欲しいという思いも確かにあるところではあるんですけど。
「ブルードラゴン」
アニメ化に合わせてキャラごとに色々個性を付加した形。まぁ、ゲーム版が割と無個性に抑えられてるんだけど。
声優とかも変更多いけど特に違和感は無かったかな。*3
ゲーム版だとすでに世界中が長い間危機に瀕していて、それが誰が原因か解らないどころか天災か人災かも定かではないって感じで始まるんだけど、アニメ版は平和に暮らしているところに急に軍隊が攻めてくるというアニメ漫画ではありがちすぎる展開に。しかもそこで主人公が力に目覚めるんだからテンプレートに則りすぎ。
敵に人造カゲとでも言うべきものを用意してカゲ対カゲをメインとした戦闘を描くアイデアはアニメ向きで良いとは思うんだけどね。