デスノート キラゲーム

平たく言うとデスノート版「汝は人狼なりや?」。
元が対話型テーブルゲームで原則的に多人数で行うものであるのに対し、こちらは基本的に一人VS多数のCPUという形式のため、それに即したアレンジが入っています。
このアレンジの基本的な部分は誰が疑われているか、誰が誰を信頼しているかの数値化なのですが、これがシステムに上手く組み込まれているため例え対人であっても数値を無視できないようになっています。
デスノートという作品にも「汝は人狼なりや?」にも心理的駆け引きが重要なため、この二つが相性が良いのも納得できる話で、オリジナルからしたら多少の簡略化があるとはいえそれでも十二分に複雑なルールを理解さえ出来れば、例えCPU相手だとしてもなかなかはまれる作品になっています。
また、この作品にはストーリーモードが用意されていて、ステージごとに決められた自分の役職と面子のなかで目標を達成することで次のステージに進める用になっているので、ストーリーを進めることで自然とノウハウが身に付くようになっています。
このゲームの難点を挙げるとすれば、台詞と表情のパターンが少ないということでしょうか。対CPUが基本なだけにその辺の飽きないようにするための配慮が欲しかったところです。