「鉄腕バーディー DECODE:02 12話」

鉄腕バーディー DECODE:02」感想
時間移動の要素が出た時点で一応可能性として考えてはいたけど、過去にバーディーを助けたのはナタルだったか。
しかし、そうなると未来の自分に諭された内容いくらなんでも忘れすぎじゃないか、という気もする。バイオリンの死のショックと暴走の結果気を失ったバーディーが事件の記憶が曖昧になるのは理解できるけど、ナタルが忘れているのはなんだかなぁ。
しかも展開的にも、イクシオーラの存在自体を問題にしてナタルとバーディーを戦闘させておきながらそれ自体の解答は1mmも出ていないし、リュンカ事件も含めて根本的に何も解決されていないのですっきりしない事この上ない。
おまけに折角出てきた中杉さんも結局つとむと絡まず仕舞いだし。なんだろうこの投げやりっぷりは。
早宮の上映した内容も結局つとむ達とは関係ないままだったし、メッセージ性は良かったにしても当事者達に見られないまま終わりというのはもどかしい。
穿って見れば三期が予定されていて、今後中杉さんが記憶をリュンカ事件の取り戻した際にこの上映を見たことが意味を持って来るとかって展開になるのかもしれないが。
いずれにせよ、前期の後始末に始まり更なる問題を提示したは良いが消化不良なまま終わった作品、と言うのがDECODE:02自体の感想。
あと、動き重視の作画は良いんだけどもうちょっと一枚絵と折り合い付けて欲しいと思った。今回は最終回だから派手に動かそうという意識が先行しすぎてかえってメリハリが弱くなっていた印象。