機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 7話

前回もったい付けた沙慈が引き金を引けるか引けないかの顛末は、やはり引けないということで終わったか。まぁ、あっさり引けてもかえって拍子抜けだし、ルイスを殺しかけるような展開が急に来るとも思えなかったところではあるけど。
おやっさんが沙慈を責めなかったのは、誰に言われるでもなく自分たちの立場を自覚し、これまで一般人だった沙慈が自分たちの側に入らずに済むならそれに越したことはないということなんだろうな。娘は思いっきり巻き込んでるけど。
アレルヤとソーマの方はアスランカガリを彷彿とさせるような無人島不時着。天気が小道具として使われる辺りも似ているような。しかし結果は大きく違い、ソーマはあっさり元の人格を取り戻し、セルゲイもそれを認めるととんとん拍子にまとまってしまうとは。08小隊のノリスと言い、ガンダム世界の武人系の親父は頑固そうな外見に反して娘(同然の存在)の男を認めるのが速いのが伝統なんだろうか。
こんなにあっさりアレルヤ関係のファクターが綺麗にまとまっちゃうと、後々に不幸な展開が待ってやしないかと逆に怖くなるな。
今回の王留美の台詞から察するに、脳量子波関係は今後も重要なファクターになりそうなんで超兵がらみでまだイベントが有りそうでは有るし。
ミスターブシドーはフリーダムさに拍車がかかってるなぁ。00は自分の獲物だから手を出すなって言って置いて、00がトランザム未起動だと文句垂れて、トランザム起動されて喜んだは良いが一方的に押されて、そして00がオーバーロードして不調と見るや現場放棄とか、どんだけわがままっ子なんだ。ただ、ガンダムに仲間や恩師がやられたことによる恨みの感情がどっか行ってしまってるのは気になるところでは有る。
他にも、スメラギとマネキンの因縁の発覚や、ティエリアとリジェネの接触と、二期に入ってからの組織間の繋がりや対立より個人間の因縁の描写が優先される傾向がますます強まってきた感じ。
とりあえず次回辺りでリボンズの思惑が見えてくるのかな。リボンズこそがヴェーダの指令の実行者であるかのようなことは散々匂わされて来てはいたけど、イオリアヴェーダの間にすでに食い違いが生じていたということなんだろうか。