狂乱家族日記 25話

ここに来てエンカの子供という原点の要素が出てくるのは、最終局面という展開上必然ではあるものの、忘れられてたわけじゃなかったのね、という安堵感も強かったり。
愛し愛されているからこそ、自分が悪役にならなければいけないという感情は水のせいも有るんだろうけど、出自からくる自身に対する不信からくる後ろめたさという凶華の弱さ。その凶華の弱さに向き合うというのは同時に、鳳火に家族の中での父親として夫としてのポジションを突きつけるという面も有り、やはり最終局面に相応しい展開と言えるようになってきた。
ことここに至っては強欲王がすっかりどうでもよくなってる気がしないでもない、っていうか絶対雷蝶がヤブヘビになってるよなぁ、って感じで最終的にはその辺解決させてなし崩しに終わりに持って行かされそうな気もする。
凶華の妹の問題がまだ残ってるとは思うけど、さすがにそこまでフォローしてたら収集つかなくなりそうだし、いずれにせよ果たして次回できちんとまとまるんだろうかという疑問もあるところ。