二十面相の娘 22話

前回予想した通り、時間軸が飛んで遠くイギリスの地でチコと春華が再会し臨時に少女探偵団再結成な感じ。でも、春華は結婚前の最後の思い出作りのようなものだったようで、これが最後の活動という感じで寂しい面も有り。
まぁ、最後だからこそ助けた少年が後に少年探偵団を結成する小林少年だったという形で、未来に繋がる要素を臭わせたと言う向きもあるんだけど。
最後と言えばこれまで毎回放映最後にチコがおじさんと呼びかける声が流れていた訳だけど、今回過去の仲間の墓前での再会の際の呼びかけとして使われたのは中々感慨深かった。
総評としては数奇な運命を辿った一人の少女の物語としては楽しめたし、自身を檻から抜け出させてくれた相手を、最終的に成長した少女が逆に殻から抜け出させるという構図も良くまとまった作品でした。それだけにそれを彩る周りの要素、明智探偵、空根探偵、そして少女探偵団が存分に活かされていたかというとやや物足りなかったというのが残念なところ。