コードギアス 反逆のルルーシュR2 23話

1期と2期の対となるような話の展開から、ユフィとナナリーもまた対となる存在だとこれまで考えてきたけど、どうにも買いかぶりだったとしか言い様が無い。
無論買いかぶりしてたのはナナリーの方。ユフィは全てを失わずにすむ最善の道を求めたからこそ、ルルーシュも負けを認めざるを得なかったというのに、ナナリーは安易に殺戮に走るはあっさりシュナイゼルに丸め込まれるはでダメすぎる。
手を取った相手が嘘を付いていれば解る、という風に直感力等に優れた描写がされてきたキャラだけに、ここに来てのボンクラキャラ化は落差が激しすぎる。
一方でルルーシュは最愛の妹が敵に回った最大の難局にも、へたれることなく（手がぶるぶる震えてたけど）目的も見失わず、と成長が見られたと言うのに。
シュナイゼルはこれまで目的などがイマイチ読みきれないキャラだと思っていたけど、それもその筈、これまで自分の素顔というものを見せてきてなかったからなのか。コーネリアが切りかかろうとしたときに動揺一つ見せず、予め仕組んでおいた隠し銃で対処したことからも窺えるように、恐らくは誰一人信用していないんだろう。しかし、それにしても皇帝に対してとやかく言えるような人間じゃないよなぁ。現実に目を向けていれば何しても良いってわけでもあるまいし。
黒の騎士団もルルーシュよりマシだからってだけでシュナイゼルに従ってどうするんだ。民主主義の精神とは100%相容れないだろ、シュナイゼルは。しかも指揮権の委譲までやっちゃうもんだから、形の上では黒の騎士団とブリタニアが潰しあってるところにフレイヤを打ち込んでシュナイゼルの一人勝ちの構図になっちゃってるし。まさかニーナがここに来て事態打開の最重要人物になるとは。ただまぁ、これはニーナを通してユフィの意志がルルーシュ達を救うと考えればそんな不自然なことでもないんだけど。
コーネリアはこのまま退場とも考えにくいところだけど、ここのところの人員整理の流れからするとこのままおさらばも普通に有りえそうだ。逆に扇は今回死んでも良かったのになぁ。玉城の引きたて役というのも笑えるポジションでは有るが。ていうか他のブリッジクルーは無事なんだろうか。
人員整理の流れのせいか変なところでフラグが立ちかけたりしてるのも気になるところ。ジノ→カレンとか佐世子→ジェレミアとか。藤堂も千葉に応えたみたいだし。
今回はKMF戦闘大目とは言え大規模戦闘だったから、個々のKMFが目立たず比較的地味だったな。斬月とかOPで目立ってるけど、もうスペック的にもモブの領域だ。ピンクランスロットは果たして活躍できるんだろうか