機動戦士ガンダム00 25話

最終回というだけあって超高密度。
でもさすがに今回ばかりはグラハム空気読んでなかったと思う。そりゃグラハム的には最初に会ったのはエクシアだし、直接会ったパイロットも刹那だけなんで因縁の清算のために出てこないわけにも行かなかったろうけどさ。それにGNフラッグとかさすがにネーミングシンプルすぎ。
刹那対コーナーが盛り上がっただけになぁ。アルバトーレの中身がジェムズガンぽくてちょいダサだったとは言え。トドメがこれこそセブンソードだ!と言わんばかりの攻撃だったし、そこで締めても良かったものを。エクシアヴェーダの代行者であるナドレとは違って、ガンダムマイスターに委ねられる形での対ガンダムガンダムという設定が出てきたのも、刹那が最もガンダムマイスターらしいガンダムマイスターであるということと相まって盛り上がる要因になってたし、俺が、ではなく俺達がガンダムだというセリフには感慨深いものがあったし。
その辺の盛り上がった感情がグラハムの愛の告白のおかげで見てて脳みその変なチャンネルが入りそうになったわ。
あとアレルヤ&ハレルヤも盛りあがった。超兵関係の話にケリを付けた割には二重人格である理由など意図的に避けられてるようには感じてたけど、まさかアレルヤ(理性)とハレルヤ(本能)という性格の分離がそのまま思考と反射に対応していたとは。人格融合したら両目をさらすのかと思ってたら、二つの人格の能力を同時に発揮するときに両目をさらすというのも意表を突かれた。更に右目を負傷してこの時点でもしかしてハレルヤの人格は死亡か?と思わせておいたところで鏡写しに遺言を語らせるし、アレルヤの両目に関してはとことん設定の使い方が上手かった。
まぁ、マリーって結局誰さ?って胸につっかえる部分が出来はしたけど。
あと、刹那はマリナに手紙書いてたのね。フェルトに聞かれたときに書く相手いないと言ったのはひょっとしてすでに書いておいたからだろうか。単にフェルトの手紙と違って遺言だからかもしれないが。夜這い(違)したときに仕組んでおいたのかね。
最終的な人物関係は見た感じまとめると
刹那:おそらく生存 アレルヤ:おそらく生存、ただしハレルヤ消滅 ティエリア:不明、おそらく死亡
マリナ:立場的には変わらず シーリン:マリナの元を去った模様
グラハム:生存、軍は辞めたぽい? アリー:おそらく生存 セルゲイ:まだ現役
コーラサワー:ちゃっかり大佐の後ろにいるんじゃねぇよ
サジ:無事宇宙進出 ルイス:なぜかティエリア似の巻き毛の後ろに
ネーナ:留美の下で働いている? 王留美:まだCBで世界を変えるつもり
と言ったところか。
リボンズはおそらくティエリアやネーナのような作られた人間を部下にして世界を思い通りに動かそうとしていて、それを打開しようとするのが二期の目的になるのかな。コーナーの動向など含めて考えると、シーリンも元はリボンズの部下だった可能性も出てきたような。
世界はまとまりはしたけど、それは歪んだ形ということか。
とりあえずジンクスは二期ではすでにジム同然ぽいのがちょっと泣ける。
盛り上げるだけ盛り上げて一端の引きを用意しておきながら、最後の最後にこれでもかと伏線ばら撒いてくれたおかげで二期が気になって仕方ないなぁ。