シゴフミ 12話

なんだか色々投げっぱなしな気もする。
ただ、死後の手紙というマイナスイメージばかり強いものを、生前の可能性というプラスイメージに変える展開は秀逸。これを言いたいがために、これまでDQNな学生やら警察やらマスコミやらメディアやら母親やら、やたらマイナスイメージばかり強調する演出がなされていたのかと思えるほど。
そしてその展開を引き出すのに、結局逃げているのはミカも同様であり、ミカとフミは対称な存在でも、互いの穴を補完する存在でもなく、鏡写しの存在であり、かつ別個の人格というのを持ってきたのも面白かった。
総評としては、脚本演出上の意図であろうマイナスイメージばかり強調する演出がやりすぎな感が強かった。少なくともそれらを帳消しできるほどの要因が足りなかった。最終的に要達の存在意義が薄れてしまってるのも首を捻るところ。
やはり、欲を言えば後一話使って、要の恋心とキラメキ関係にはしっかり決着をつけて欲しかった。
それと次回からこの時間はメイドガイってテロップを急に流すな、吹くから。